横須賀市では、12月2日〜1月5日まで「自治基本条例骨子案」についてのパブリックコメント手続きを実施、意見を集約して2月の市議会に条例提案し、2012年4月から条例施行という予定を立てて、自治基本条例制定に向かっています。
自治基本条例検討委員(市民公募8人、合計15人)が1年かけて検討し、市長と話す車座会議4回、出前トーク42回、フォーラム4回で延べ約1500人の市民の声を反映させて、素案を作りました。
素案には、市民が、まちづくりに対し選挙で市長や市議会議員を選ぶだけではなく、まちづくりの主役としての自覚を持って、協力、連携して課題の解決にあたるとともに、次世代の担い手を育てていきたいという思いが盛り込まれています。東日本大震災とそれに伴う原発事故による放射能汚染に対しても、市民の声や力で、安心安全な復興を築く状況が多く見られます。
条例骨子案では「市民参加」、「市民協働」「住民投票制度」、「市民活動」「地域コミュニティ」等を盛り込むよう提案されています。神奈川ネットでは、市民同士、市民活動団体同士のコミュニケーショ能力を高め、真の市民協働を作りたいと考えます。そのためには、市民の自治力を向上させ、まちづくりに日頃かかわる市民を増やし、熟慮された的確な意見交換ができる場づくりが重要な課題です。神奈川ネットの手法である参加型政治の大切さを再認識し、課題ごとのミニフォーラムや学習会をこまめに開催し、参加を広げながらまちづくりを進めていきたいと思います。