2009年3月4日(水)午後2時半からヴェルクよこすかで「介助員制度を考えるミニフォーラム」を開催しました。10年前にはなかった介助員制度、ノーマライゼーションが進んできた成果と言えますが、インクルージョンの観点からは、課題も様々あるようです。今回のミニフォーラムは、この課題に向き合うほんの手始めの一歩にしかすぎませんが、報告します。
ゲストは横須賀市教育委員会学校教育課職員お二人。参加者は、保護者3名、介助員経験者2名とネットメンバー4名でした。
自己紹介から始まり、前ネット市議原島さんより、ネットが調査を進めている障がい児・者のプロジェクトの中間報告や他自治体のNPO法人との活動連携の報告がされました。その後、横須賀市の介助員制度について、学校教育課より説明していただきました。それによれば、介助員は3種類あります。1年間を通した特別支援学級介助員と臨時の教育支援臨時介助員、また泊を伴う学校行事の介助員です。
その後、保護者として介助員制度を利用している参加者から、制度に対する不安や悩みなどが出されました。また、介助員経験者からも現場の声が出されました。
教育委員会としては、学校裁量であるがゆえの難しさなどの説明がありました。
課題解決に向けては、まず保護者や介助員さんたち当事者が繋がっていくことが大事ということが確認され、ネットとしても、そういう機会や場を持っていくことに関わっていきたいと思います。