障がいがあっても、マイペースで働けるリサイクルショップを開店

久里浜で市民公益活動地域拠点としてオープン

 障がいを持って生まれても、普通の人たちと同じように地域社会の一員として生活していく・・・そういう考え方が少しづつ広がってきましたが、サポートの仕組みは、まだまだ完全ではありません。
 そこで、障がいを持つ人の母親たちが集まって、社会との接点になるような居場所づくりができないかと「マイペースの会」が2年前に発足しました。
 子どもたちの施設の送迎をしたり、仕事を持ちながらも無理せず、互いに支えあって活動しようという意味が込められました。何回か、学習会を重ね、リサイクルショップという構想ができました。
 リサイクルショップの運営については、神奈川ネットワーク運動がイギリスのオックスファムから着想を得たWEショップから教えてもらいました。
 WEショップとは、貧困や人権問題などのあるアジア地域の女性・子ども支援と平和の構築を主な活動目的としているWE21ジャパンのお店です。まだ使える衣類などを寄付してもらい、その売り上げを支援や運営に当てているのです。
 そのノウハウを障がいがあっても働ける場づくりに生かすことができました。場所は、市の市民協働モデル事業の対象となった久里浜の商店街にある空き店舗です。この店舗は、面積が広かったため、マイペースの会だけでなく、親子のたまり場を運営しているNPO法人ぽっかぽか荘や久里浜の明浜小学校学区で必要とされていた学童クラブとの共同利用になっています。
 これから、お店のスタッフとして障がいをもっていても働くことができる場として、さまざまな試みを実践していく予定です。
 皆さまからリサイクル品の寄付をお待ちしています。また、お店にお買い物にも来て下さいね。
 
 所在地:横須賀市久里浜4−6−6
         (京急久里浜駅から徒歩3分、はろーど通り)
  開所日時:月曜日〜金曜日 午前11時〜午後3時