議会報告会を開催しました

横須賀市は課題山積・・・

 当初、午前・午後の2回開催の予定でしたが、たき川議員に議会関係の用事が入ってしまい、午後のみの開催となってしまいました。参加者は7人、狭い事務所がいっぱいになりました。参加された市民からは、様々な問題提起がされました。まず、米軍基地に端を発する安全性の問題。放射能のモニタリングポストが市民の安全にとって、機能するとはどういうことなのか。死者も増えてきている新型インフルエンザですが、基地から市内外に移動したり、飲食したりする米軍関係者の検疫体制はどうなっているのか?それから米軍の脱走兵や米軍関係者の事件などの情報開示がないこと。
 また、半島に位置する横須賀市には活断層がたくさんあることは知られていると思いますが、いつ来てもおかしくないと言われている首都圏大地震が起きた場合の安全対策が非常に弱いこと。人口は減っているのに宅地開発はなぜか止まらない横須賀市。建物の耐震技術は進んでいても、人や物が動くための道路の安全対策は遅れていて、埋立地が大地震で液状化すると、道路は危険状態で物流が遮断されてしまう。つまり、救援のための物資をどう市民に配るのかということを考えておかないといけないということ。
 沖縄の基地問題。もともと沖縄は別の国だったし、遠く離れた本土の住民にとっては、国民としての思いが一つになりにくい問題です。普天間基地の移設問題で最近また感じていたのですが、横須賀市もそういう意味では、沖縄には比べ物にならないものの、とても苦しい状態だなあと、またまた感じてしまいました。なにしろ、造船所や海軍の歴史を持っている横須賀市なので(そういえば「坂の上の雲」ももうすぐ放映開始ですね。私的には、正岡子規とも交流があった、伊予松山出身の秋山兄弟が陸軍と海軍に分かれて、維新間もないときに、圧倒的に文明度が違う大国ロシアとの戦い=日露戦争に関わっていくところがどのように描かれるのかに興味があるのですが、本はまだ半分も読んでいないので、早く読まなきゃ!です)、市民にとっては愛着心もからんで複雑なことこの上ない。夢のような話かもしれませんが、世界が戦争やテロのない、軍隊の要らない世界にならないと(軍事で儲けようという人間がいなくならないと?)米軍基地はいつまでも必要ということになってしまうんでしょうね。となると、横須賀市は、まちづくりが限定的で、財政問題はいつまでも良くならないということなのかと思うと暗くなってしまいますね。なんとか暗さを吹き飛ばさないと!