―広域処理・期限の延長で解決をー

広域処理にかかる費用は、平成25年3月までなら、95%が国、被災自治体が5%
だから被災地が要望する広域処理! 地元の仕事を奪い国の財政破たんを助長するだけ! 
 
<11月23日 県が大楠町内会会員を対象に、漁網受け入れの説明会開催>
 
漁網の受け入れ単価は、193円/10kg=19,300円/t。
 
県は、10,000㎥まで受けたいと言っているようです。
プラの比重は0.7なので、7,000tです。
この場合の受け入れの費用は、19,300円×7,000t=1億3,510万円
今回表明している 2000t(洋野町1,600t+野田村400t)×19,300円=3,860万円
 
これは、あくまでも環境整備センターの受け入れ費用、つまり処分単価です。
他にどのような費用がかあるのか、と言えば、現地での放射能や重金属の汚染調査、分別、運搬費用です。とにかく運搬経費が莫大なのです。
また、神奈川での受け入れマニュアルを見ると、放射能測定をするようです。センターはその様な機能は無いので、新たに測定器などを買うのでしょうか。その点も不明です。
昨年12月焼却灰受け入れ表明以降の説明会や知事や市長が視察に行った費用を含めていくらになるのか、そして誰が払うのか。是非聞いていただきたい。
 
三重県に対する情報公開請求では、全額国に費用を請求するとして7,400万円の補正予算を組んだそうです。http://eforum.jp/ikeda-col-ef1300.html
 
誰もただでは動きません。
 
国からの押し付けが、被災地を困らせ、受け入れ自治体野住民や国民を困らせているだけなのです。
こんな使い方をしていたら、10兆円余の復興予算はあっという間になくなります。
財政破たんしないよう、地方から正さなくてはならないのに、言われるままに住民に押し付ける県知事と横須賀市長。地方分権と地方自治を忘れているとしか言えません。
 
ご存知の通り岩手は広い。11月現地を尋ねた市民から提供された写真を見て下さい。
洋野町八木北港に置いてある漁網です。
岩手県131万人分の一般廃棄物の最終処分場残余容量は、131万㎥です。宮城県は573万㎥。900万人もが暮らす神奈川県は370万㎥。
被災については、大変なことだったと心よりお見舞い申し上げます。しかし 、住民を二分して建設したしこりがまだ癒えぬ横須賀、とりわけ大楠地区。芦名産業廃棄物処分場に、この漁網を埋めなくてはならない理由は見当たりません。産廃処分場の残余容量はこれから調べようと思います。
雇用にもつながる復興計画に合わせて処理ができるよう、関係者の皆様ご検討下さい。