「タネは誰のもの」上映会報告

11月28日(土)、上映会を行いました。

70人ほどの参加者は、小さなお子さん連れの方からご高齢の方まで、まさに老若男女の皆さんでした。農業従事者の方々の参加もありました。

映画のテーマは「種苗法改定」。改定内容は、育成権者の知的財産を守るとしながら、それはつまり農家の自家採種を禁じることです(許可制だが、無料で許可を出すとは考えにくい)。知的財産の保護は重要ですが、タネを制する者は世界を制するとばかりに、世界的大企業のタネの独占が懸念されます。それでなくても自給率38%というこの国にあって、タネが他国の企業に握られることはたいへんな問題です。また、自家採種ができなくなれば、農家は毎年タネを買わなければならず、大きな経費負担となり、農業を続けられなくなる可能性すらあります。

そもそも、命の源であるタネは誰かのものなのかという倫理的問題でもあります。

上映後に意見交換会も行いました。

県議の野田はるみさん、shofarmの仲野晶子さんからのお話を皮切りに、会場からも時間いっぱいまで様々な発言がありました。

野田はるみさんhttps://www.harumi-noda.com/

shofarmhttp://sho-farm.sunnyday.jp/

多くの農家の方々が、種苗法が改定されることを知らないままでいることも明らかになりました。

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12月2日、改正種苗法が参院本会議で可決、成立。