横須賀火力発電所裁判は最高裁へ
7月6日久里浜にあるJERAによる火力発電所の裁判の経過について報告があり参加しました。
市民団体は、高裁の判決が不服であるとして7月1日に上告されたということです。
原告は、事業者がアセスで簡素な手続きをしたことを問題とし、建設・操業を認めた国を相手に経産省の行政処分の取り消しを求め、操業を止めたいとしています。
また、火力発電所の問題は、地球温暖化を促すCO2の排出や排ガスの問題ですが、健康で文化的な生活を望む憲法32条の条文に違反していると主張しています。しかしこの間、原告適格性に乏しいとされていますhがが、CO2の排出量は1年間に726万トン!で、世界全体の排出量の5000分の1で、日本全体の0.64%にもなる!というのです。
ネット横須賀では、計画が発表され事業者の説明会や市民団体の学習会に参加し、事業者がこれまでの火力発電所の形式とはCO2や油外物質の排出が大幅に軽減されていると説明していること自体の信ぴょう性がないことを把握しています。アセスへの意見等を提出したり、学習会・反対集会に参加したりしていますが、世界の流れと逆行する流れを食い止めることができない状況にあります。すでに操業を開始し高い煙突から排出される煙を見る残念な気持ちを持ちながら、できることを模索していきます。