緩い日本の有機フッ素化合物(PFAS:PFAS・PFOA)の基準値に疑問
8月17日PFAS(問題で全国オンライン交流集会があり、横須賀会場に参加しました。
沖縄から青森まで17の汚染地域から、市民運動にかかわる方からの報告では、発生源は主に泡消火剤を大量に使用してきた米軍と自衛隊の基地、産廃処分場、半導体製造等で使用する企業です。座間市のように地下水を飲み水として利用しているところでは深刻な問題で、各地では専門家と連携して自主的に血液検査などに取り組んでいるところもあります。
WHOが発がん性を示したことで、世界では製造や使用は中止の方向性ですすんでいますが、日本は把握や対策が遅れており、健康や環境への影響が心配です。
米軍基地から排水として海水に放出されていることが判明した横須賀は、暫定基準値を50ナノグラム/Lに対して258倍ものPFOSが検出されています。フィルターを設置したものの、一年後には報告なく外し、日本に基準値がないとして汚染状況を公表していません。
現在食品安全委員会で評価しており、この問題の第一人者である小泉昭夫さんから、それに対するコメントがありましたが、音声の問題が生じて短い報告になりました。
この度、それぞれの報告と併せて再度ユーチューブで見ることが出来るようになり、再度確認しました。
全国交流集会2408 | PFAS汚染から命と健康を守る連絡会 (tamapfas.wixsite.com)
これによると、腎臓がんや、子どもの発達(低体重)などに関与しており、6月食品安全委員会が出した基準値は、PFAS・PFOAともに20ナノグラム/㎏/日では、吉備中央町で検出された高濃度の数値と同程度になるとのことです。勿論、欧州食品安全委員会の60倍で、4ナノグラムと定めたアメリカの地域と格段の差があり、このままでは調査や除染がされないのではないか、廃棄されるべきと断言されました。
厳しい基準や対策が定められなくてはならなりません。