3000人市民アンケート結果まとまる 市と日米両政府に情報公開と安全対策を求めていきます!
ネット・横須賀も参加する、「原子力空母横須賀母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」が行ってきたアンケート結果がまとまり、8月24日、80人を超える参加を得て報告集会を開催しました。
調査期間は、4~6月で、街頭や調査会社によるインターネットで4,230人(内、市内は3614人)から回答を得て、その内1,516人に意見もいただきました。
アンケート3項目と回答は以下の通りでした。
①横須賀に原子力空母が配備されていることを知っているか?
→ 知っている70.9% 知らない29.1%
②原子力空母に関する米軍・日本政府・横須賀市の安全対策をどう思うか?
→ 十分16.9% 不十34.3% わからない48.8%
③横須賀に原子力空母が配備されていることにつて、どう思うか?
→ 賛成23.8% 反対30.1% どちらともいえない 46.1%
詳細なデータや意見の分析から
①では、特に10代の78.2%が知らないとのこと。
②では、わからない・不十分が8割を超えており、2008年の配備から16年経っているが情報提供が不足している現れといえる
③では、横須賀市民の複雑な心情がみえ、配備当初は7割が反対だったものの、情勢をうけ抑止力として必要という考えが増え、16年が経ち既成事実化していることもあげられる。
としました。
今回のアンケートは、2008年に初めて配備されたのはジョージワシントン。後継のロナルドレーガンに代わりこの秋再度交代というタイミングで実施したものです。会ではこれを踏まえて、日米両政府に情報公開と安全対策を求める要請を行います。
また、入港に合わせ市民への周知につなげる行動を検討中です。
空母の艦載機は横須賀に入港するときには岩国基地(以前は厚木)に行き飛行訓練等で爆音をもたらしていますが、横須賀では爆音を聞くこともなく横須賀港湾内のために市街地から直接見えないこともあり、10代の人が空母そのものを知らないことが、この調査で明らかになりました。
-武力ではなく対話による人間の安全保障を-
集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法成立により日米の軍事一体化がすすんでいます。
ネット・横須賀は、不安なアジア情勢原子炉を使うことが攻撃対象になりえることや、原子力の有無にかかわらず空母が果たしてきた役割が紛争をさらに大きくしていることを、おおぜいの市民と共有するために周知活動にも参加していきます。