SSWに国の予算を! 

 

 

教育委員会へのヒアリングを行った。

スクールソーシャルワーカー(SSW)は、児童や生徒が抱える問題を関係機関と連携しながら解決に向けて働きかける専門職。貧困や不登校、ヤングケアラーなどで対応が期待される。

横須賀市には5人が配置されており、市内46小学校23中学校と特別支援校・高校を5つのブロックに分けて、それぞれがブロック内の学校から要請を受けて出向く派遣型で配置されているとのこと。

SSWは社会福祉士や精神保健福祉士などの資格が必要だが、正規の職員ではないので安定した職業とは言えない。横須賀市では5人がそれぞれの5ブロック内の小中校を、週2日年間90日で担当している。一人が15人の生徒を見ているという。

方針としては増やしたいとのことだが、来年度も増やす見込みなく実現は難しとのこと。ほぼ全校に配置されているスクールカウンセラーとの違いが大きいままで、非常に残念。

有期雇用により不安定なこと、非常勤のために二つの自治体を兼ねて収入を確保しなくてはならないなど、安心して働くことができる環境とは程遠い。

国は経費の3分の1を措置する仕組みとなっているので、市の努力も必要だが、国は人材の安定的な確保のために大幅予算拡充をすべきだ。