多発する米兵による交通事故

5月27日、2024年9月小川町国道16号線上で発生した25歳の米兵が運転する自動車が右折禁止を違反してバイクを運転する通勤途上の22歳の男性を死亡させた事件で、横浜地方裁判所横須賀市日は、被告に対して禁固1年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡した。

公務外の事故では、捜査権が日本にあるが警察が先に到着していたのもかかわらず憲兵が基地内に引き取られ任意捜査を経て在宅起訴となったが、米国側被告弁護人は、公判の中で執行猶予の場合直ちに帰国させるとしており、実行されたとみなされており、遺族は実刑を求め賠償が終わるまで出国させないように求めている。重大な事故に見合った反省ができるのか疑問である。米軍への忖度に他ならない。

市内では、深田台での重傷事故に続いて4月には平成町で再度右折時に死亡事故を起こしている。

横須賀基地に所属した軍人・軍属家族は、日本の生活環境やマナーなどを教育プログラムとして受けることは承知していた。しかし、交通教育は、右側通行、左ハンドルの米国から日本での運転は大きく違うにも関わらず実技訓練がないことなども示された。

市内には基地外に住宅を持ち、買い物で市内を走行する兵士や軍属とその家族は多い。一刻も早く実技訓練を取り入れるべきである。