4/20(月)午後2時よりヴェルクよこすかにて第2回のごみ処理広域化計画を考えるミニフォーラム(出前トーク)を開催しました。ゲストは市環境部広域化担当職員の方々3人、参加者は6人と前回開催時より少なかったのですが、ごみ処理方法や環
境負荷なとについてかなり詳しい人が集まり、こういうことも起きるのかという珍しいことがありました。(もしかしたら珍しくないのかな?)というのは、職員にとっては不本意だったと思いますが、職員に専門的知識がないということが露呈してしまったのです。現在進められている横須賀市と三浦市2市による、ごみ
処理広域化計画案では、ごみ減量化の手段として、生ゴミからバイオガスを取り出し有効活用するという方針があるのですが、その方法は生ゴミだけからバイオガスを発生させる処理技術ではなく、燃せるごみの中から生ゴミを選別してからバイオガスを発生させ、取り出してごみ収集車の燃料などに利用するという方法
を選択するというものです。実は、この方法を導入して稼動させている自治体の事例はまだありません。しかし、横須賀市は、以前実施した実験プラントでの実証実験は、成功したという分析を出し、この方法になぜかこだわっています。しかし、この方法は残さ率が高くまだまだ改善の余地がある技術と言えます。コストダウンできる選択肢は他にもあります。生ゴミだけからバイオガスを発生させる工場と燃やす工場を作るのがいいのか、それとも、今後の人口減社会を見越して、生ゴミは家庭や事業所などでなるべく出さない工夫や堆肥化などをしてもらってそういう努力をするところへの支援を強化し、燃やす工場をなるべくコストダウンで作れるように見直すのがいいなか横須賀市は、生ゴミだけを分別しても必ず異物が混入するし、これ以上の分別は市民には無理と市民を信用していません。横須賀市は現在4分別なので、2分別位のところに比べれば、それでも手間がかかるという人はいるかもしれませんが。集団資源回収は盛んで、市民の資源循環型社会への関心や理解は育っていると思われます。技術が確定して
いない方法を先んじて導入するメリットはどこにあるのでしょうか?