「子どもの放課後を考える」学習会報告

8月25日、神奈川ネットワーク運動「子どもの居場所と権利プロジェクト」(座長 小室卓重)は、学習会を行いました。新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインで開催しました。

「子どもの放課後を考える」と題し、日本総合研究所の池本美香さんを講師にお招きして、お話を伺いました。

厚労省による放課後児童クラブのデータや、内閣府の子供・若者白書のデータなどをはじめ、必要な事柄がまとめて整理された状態で示され、参加者間で共有できました。本プロジェクトの今後に明るい光が差しました。講師からは、ご自身の母親としての経験等もお話しいただき、たいへん親しみを持ってお聞きすることができました。

日本の子ども政策の多くが、親が働くための経済政策です。
一方、先進諸外国の取り組みは、子どもの権利を踏まえたものであることがわかり、ぜひ私たちも!と思いました。イギリスのLONDON PLAYによる「遊び場道路」の取り組みや、フィンランドの「公園おばさん」の存在は、とても興味深いものです。

子どもの権利についての認識を、当事者である子どもから大人まで皆に広げることが大事であり、子どもや子育てに関する政策はその上に立脚しないと意味がないと思いました。

コロナ禍で、子どもも大変な思いをしています。それを出せる場所や相手はあるのでしょうか。

家庭や学校はもちろん大切ですがそのどちらでもない第3の場所、親や先生でもない第3の大人の存在が必要です。

子どもの権利に基づいた政策提案に繋げていきます。