子育ての今に寄り添う支援を
「産後ケア」は、在宅もありますが、施設等で主に母子で心身のケアや休養、育児相談などが出来る事業で、「子育て支援ヘルパー」は、家庭で家事や赤ちゃんや上の子の世話などをお世話する事業です。
産休で出産する母親も多く父親も産後休暇や育児休暇をとるケースもだんだん増え、里帰りせず夫婦で産前産後を過ごす家庭も増えているようです。
子の成長をともに見守る一歩として父親がお産に立ち会い自宅に戻って家事や育児を共にするのは大切なことで、実家が遠距離であったり、祖父母も働いていることも多くなり、ますます必要と考えます。
だからこそ、「産後ケア」は、母にとってはもちろんのこと、父親にとっても大切であり、「子育て支援ヘルパー」が利用できる期間が長いことが必要になります。
3月中頃、娘が江東区在住の娘が第1子を出産しました。
私が娘を出産したときは、横須賀で出産しましたが、夫にはお産の兆候がでて病院に送ってもらい退院後小田原の実家まで車で送ってもらい1か月後に迎えに来てもらいました。
しかし、娘からは実家に戻らず二人で出産・産後を過ごすので、双方の祖母に手伝いに来てもらえたらという依頼がありました。双方の祖母は働いており、私は学童クラブの仕事で春休みの忙しい時期でもあり、出来る範囲で構わないとのことでした。
娘は出産20日後に4泊5日の産後ケアを利用し、その間父親は会社で育児休業に入る引継ぎを行いました。江東区では約2万円で利用することが出来たのですが、低廉化と期間の延長は衆院選補選で当選した、助産師でもある酒井なつみの区議会での提案が実ったものだとわかりました。横須賀市の場合は6泊まで可能ですが1泊9,500円と高額です。
また、このように育児休業をとる父親が増えてくると、子育て支援ヘルパーも父親の育休が開けたのちに活用できると良いのではと感じます。横須賀市では退院後3か月内で江東区で4か月。そこで他の自治体を調べてみると、静岡市では1年間という期間でした。
利用料金も横須賀では2時間1,250円と使いやすいので、期間の延長を望みたいと考えます。ちなみに江東区は1時間700か840円、静岡市は900円です。
さらに、子育て支援センターは、横須賀市では愛らんどとという可愛い名称ですが、遊びの場所、出会いの場所、相談したり学習したり情報を得ることができる大切な場所。一時預かりをしている場所もあります。娘も早速江東区内のセンター(みずべ)に行き、月齢の上の子を見てこんな風に成長するんだと思ったそうです。団地内にあり枇杷の木があり収穫をする企画があったとか!
子育てが孤育てにならないようにゆったりとした環境が必要で、屋外とのつながりも欲しいところです。横須賀市は、大津行政センター内にも7つ目がまもなくオープンしますが、中央と追浜は多少広くなったものの、室内のみも狭いところが多く残念です。
ネット横須賀では、過去の議会で子育て支援ヘルパーを提案し、ゆにっと横須賀の市民提案で、子育て支援センターの使い勝手などを提案して改善しました。今後も、自らが現在の出産育児にかかわって、また少し見えてきた子育て支援のあり方を提案していきたいと考えます。(瀧川)